今年も残り1カ月少々となりました。日を追う毎に寒くなってきていますが、体調を崩さないよう気を付けてくださいね。
さて歩山部は9月末に長野県の唐松岳へ行って参りました。
今回はいつもと違い、唐松岳頂上山荘で一泊する計画です。
まずは八方アルペンラインのゴンドラやリフトを利用して標高1800m付近区まで上がります。
リフトの最終地点から山頂までは標高差が800m。
この地点から途中の八方池付近までは初級者コースと上級者コースに分かれています。私たちはパッと目についた初心者コースに進みました。歩きながら地図を見ると上級者コースに比べ大きく遠回りになっており「こんな最初から余分に歩くなんて失敗した」と話したのですが、そんな気持ちは下山時にひっくり返ることになりました。その理由は下山中の文に書いておきます。
初心者コース トコトコと歩けるような直線の道が多かったです。
エネルギーを補充したところで登山再開です。
多くの山道が山の斜面に沿ってありました。常に足元を注意して歩かなければなりません。
登山前のネット情報で、『楽なアプローチで登山時間も短く、途中に難所もないため初級者に人気がある』と書いてありましたがそれはすぐに実感できました。多くの山は坂道や階段のような道を上がっていくのが定番だと思います。唐松岳は上がっていくにつれて険しい道もありましたが、ここは山頂に着くまでの山道が、平らな道やちょっとした下り坂が多々ありました。そのおかげで体力的にも精神的にも助かりました。
足が痛くなって、呼吸も荒くなって、しんどくなって、すぐ休憩になってしまっても、先輩方は嫌な顔ひとつせず励ましてくれました。
また歩きながら過去の笑った体験談を話してくれたり、エネルギー補給などの行動食を分けていただき、大変助かりました。つらいときに誰かがそばにいてくれることがとてもありがたくて、頑張ろうと思えました。
進むにつれ道がだんだんと細くなっていきます。みんな慎重に一歩一歩進んで行きました。
山々の景色や雲海に迫力があり、達成感も加わって、とても感動しました。
下から突き上げてくる風がとても強くて寒かったですが、話がはずみとても楽しい時間が過ごせました。
山荘での夕食を終え、ホッと一息、それぞれが今日の出来事に耽りながら寝床につきました。
山頂(2696m)へ。 山頂は山荘から見て右上側にあります、全員が無事到達できて感無量!
朝食を食べたら、下山開始です。
もう下るだけなのですが、油断は禁物、足元を確かめながら慎重に足を進めます。
堂々としつつも、しみじみ感が溢れています。うーん、かっこいいですねぇ 見入ってしまいます。
晴れた空の下、景色を見渡しながら下山していくのはとても感動的でした 空を飛んでいるかのような気分にもなるようです。
その後、八方池を横目に例の二手に分かれる場所まで来ました。
最初に行けなかった上級者コースで下って行こうと決め、進んだところ連続的な階段など思った以上のハードさにびっくりしました。山道の角度が全然違うようで、体力のない私は上りが初心者コースで良かったと思いました。
帰りのリフトはやりきった達成感と一望できる景色の良さに感慨深いものがありました。
出発日の前日までは天気予報が雨だと言われていて、前夜まで中止にするのかしないのか悩んでいましたが、白馬村まで到着してみれば怪しい雲はどこへやら。
2日間ともとても天気に恵まれ良かったです。